岡山といえば桃太郎だ。桃太郎は,猿,犬,雉をお供として連れている。桃太郎伝説は各地にあって本家争いもあるようだが,銘菓「吉備団子」の知名度によって岡山が抜きん出ているように思える。
本日,岡山市北区いずみ町の桃太郎スタジアムで「ファジアーノ岡山」と愛媛FCの試合があった。
ファジアーノとはイタリア語で雉を意味するそうだ。実に岡山に相応しい。本日はあいにくの雨模様だったが,三千人超の観衆を集め大いに試合が盛り上がった。試合終了間際のゴール時が最高潮だった。とはいえ,結果は1-3でファジアーノは敗戦。次回に期待したい。
岡山のサッカーは,大正十年に岡山師範学校に蹴球部が誕生したことから本格的に普及するようになる。一時期,川崎製鉄水島サッカー部が活躍し,このチームを母体にJリーグチームをという動きがあったが,神戸に本拠地が移転することで頓挫する。その後,岡山での国体開催に向けた選手強化の動きに合わせて,本格的にJリーグ参入に取り組み,ファジアーノが誕生した。
まだJ2の下位に位置しているが,やがて大きくはばたき,桃太郎の名をさらに上げてもらいたいものである。