ダイダラボッチという巨人の足のあと,手のあとは日本各地にある。特に浜名湖が手をついた跡だという巨人は,想像力を働かせるに余りある大きさである。

ここで紹介するのは,岡山市にある吉備中山の山中にある「ダイボーの足跡」だ。縦横20メートルくらいで,深さは1~1.5メートルくらい。雨後には水がたまっている。
少なくとも地上から全身が見える程度の大きさだったろう。この巨人がどのように活躍したのか詳しい話を耳にしたことはない。
しかし,神々の住まう吉備中山のことだ,巨人が何かしでかしたとしても少しも不思議ではない。