ホームで待つ人々が何か落ち着かない。もしやと思ったら,やはりそうだった。郷愁を誘う汽車の入線である。撮り鉄ではないのだが,思わずカメラを向けてしまった。この汽車はいったい何なんだ。にわか鉄の旅が始まった。
岡山駅9番ホームの津山線に臨時列車「おかやまB級グルメフェスタ号」が入ってきた。ヘッドマークで「津山へ 食べに、きんちゃい!」と呼び掛けている。
B級グルメで津山といえば「津山ホルモンうどん」だ。2009年のB-1グランプリで3位になったことから一気にブレイク。「ひるぜん焼きそば」「カキおこ」「デミカツ丼」など,岡山の他のB級グルメにも良い刺激を与えて盛り上がっている。
なんだか懐かしいと思ったら急行「砂丘」を思い出していた。智頭鉄道経由で鳥取行きの特急が走る以前の急行である。国鉄急行色の塗装は,実際にはもっと使用感があったものだ。
車両形式は「キハ58 563」で,もとは芸備線の急行「みよし」として活躍していたらしい。急行列車は次から次へと廃止された。けだし昭和は遠くなりにけりである。
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