「大仏殿と大仏さんはどっちが大きい?」「大仏さんは大仏殿の中にいてはるのやから、大仏殿が大きいに決まってるがな」「残念でした。大仏さんが立ってみいな、天井、突き破るで」「座りっぱなしやし、たまには立てりたいわなあ。そやかて、ずいぶん腰重いのとちゃうか」
奈良市雑司町の東大寺大仏殿には本尊で国宝の「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」が座っていらっしゃる。よく小学生が歴史の授業で大仏の大きさを調べているが、この写真を見るだけでその巨大さが分かる。
訪れたのは一昨年の8月7日。ちょうど「お身拭い」の日であった。この時のニュースを日テレNEWS24に伝えてもらおう。
「お身ぬぐい」で大仏さんすっきり!東大寺
<2010年8月7日19:46>
奈良市の東大寺で7日、大仏に積もった1年分のホコリを払うお盆前恒例の「お身ぬぐい」が行われた。
東大寺大仏殿で7日午前7時、大仏の魂を抜く法要が営まれた後、白装束にマスクをつけた僧侶や信者ら約150人が大仏のてのひらや肩に乗ってお身ぬぐいを始めた。大仏の高さは約15メートル。天井からつるされたゴンドラに乗って僧侶らがホコリを払うと、堂内にはたちまち真っ白いホコリが立ちこめた。約3時間にわたるお身ぬぐいが終わると、大仏は黒光りする元の姿を取り戻し、お盆を迎える準備が整った。
毎年8月7日に行われる行事だからニュース内容は毎回ほぼ同じだろう。しかし、遠きにありて伝え聞くのと、実際目にするのとでは迫力が違う。
鼻の穴を掃除してほしくてカメラをずっと構えていた。あの有名な柱の穴と同じ大きさだそうだ。鼻の穴に入れるのか? ガリバーよろしくリリパット国に迷い込んだ大仏さんでした。
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